高校と大学の勉強法は質・量共に全く異なります。
高校までは、全国で統一された学習内容を、教師が要点をまとめた板書やプリント、問題集などを使ってわかりやすく指導してきました。
大学では、教員の指導スタイルは実に多岐に渡ります。
板書をしない、プリントを配らない、頼れる問題集がないということが頻繁にあります。
学生は、主体的に何が大切かを判断し、必要に応じて適切な専門書を読んでより深い知識を得なくてはいけません。
このような高校と大学の勉強法の違いに戸惑い、大学入学後にどのように勉強をすればよいのかわからなくなる学生が多くみられます。特に、始めての医学部の専門科目はどこから手をつけたら良いのかわからないという声を多く聞きます。
そんな不安を解消するために、ウェルズでは、効果的なノートの取り方や授業の聞き方から専門科目の予習・復習まで、医学生が大学での勉強に自信を持って取り組めるよう、様々な講義サポートを提供しています。
経験豊富なプロの家庭教師が伝授する学習スキルは、医学部に在籍するあなたの何よりの味方になるでしょう。
普段の勉強をわからないままにしておくと、後の試験の際に大きなハンデとなってしまい、留年や退学にも繋がりかねません。なんとかギリギリで進級できたとしても、医学部で必要とされている「要領の良さ」を身につけていなければ、国家試験で必ずつまずいてしまいます。
断言できることが一つあります。
今感じている不安に対しては今対応しないと、後の共用試験や卒業試験、国家試験の際に必ず後悔するということです。
特に医学部では、低学年次に勉強する基礎医学の部分が非常に大切です。
苦手分野を放置する時間が長ければ長いほど、失った時間を取り戻すために大変な労力が必要となります。
早め早めの対策を心がけましょう。
2年生になると本格的に医学科の専門科目が始まり、勉強量・暗記量の急激な増加に混乱する学生が続出します。
基礎医学を勉強するこの時期は、医学部の学生生活の中でも特に大切な、そして大変な時期です。
各大学ともに2・3年生で留年する学生が突出していることからもわかるように、スムーズな進級・卒業を目指す上で一つの大きな関門となっているのです。
特に、範囲が広く暗記量が膨大な解剖学や薬理学、生理学で苦労する学生が多く、この3科目の補習ニーズが高くなっています。
ただ、4年生以降に臨床医学の勉強が始まっても油断は禁物です。基礎医学に比べると留年する学生は減っていきますが、科目数が多く、テストでは簡単には正解にたどり着けない問題も多く出題されます。上辺だけの暗記ではなく、内容をきちんと理解していることが大切になるのです。
解剖学は、解剖を通して人体の構造や形態を研究する学問。
「とにかく大変」と医学生が口を揃える科目で、その暗記量に辟易している人も多いのではないでしょうか。
解剖学はカバーする範囲が広いため、授業のペースが速く、新しい専門用語が次から次に出てきます。そんな解剖学をマスターするには、講義と実習を連動させて知識をしっかりと積み重ねていくことが何よりも大切です。解剖学実習の前には、次の実習で見る部位を写真や図で確認して手順をシミュレートし、実習が終わったら復習を欠かさないようにしましょう。実習の予習・復習として教科書の該当箇所を読みこむことで、知識と経験が結びついていくでしょう。
また、解剖学では、筋肉、臓器、神経、血管など約1000語を暗記しなければいけないのも悩みの種。しかも、ただ単語を暗記すれば良いだけではなく、神経ならその神経がどこを通ってどこに行くか、分岐はどうなっているのか、障害が起こるとどうなるかなどの理解も必要です。特に、似たような名前の部位は近くに存在するので、正確に覚えなくてはいけません。家庭教師と何度も確認して、細かい所まできっちりインプットしましょう。
解剖学の中でも特に苦労する学生が多い筋肉の勉強に関しては、筋肉名の他に、筋肉が骨のどの部分に付着しているか、その筋肉は体のどのような運動を行う場合に必要なのか、筋肉の起始・停止や支配神経などをセットで覚え、筋肉の名前を聞いただけで細かい図を描けるようになりましょう。
このように時間をかけて着実に理解を積み重ねて試験に臨めば、解剖学も決して怖くはありません。
薬理学は、薬剤が生体に与える影響を研究する学問です。
薬理学も範囲が広い科目のため、ただやみくもに問題集を解き続けるのでは効率が悪くなります。
薬剤のカタカナ名を覚えるのが大変ですが、ウェルズでは無理やり暗記させるのではなく、生理学などと関連付けてきちんと納得できるように教えることを大切にしています。
特に、作用機序は図を使って時間をかけてじっくりと対策に取り組みます。
重要箇所は頻繁に確認テストを行うことで、理解もれがないように徹底します。
生理学は、人体の正常な作用機能を研究する学問。
呼吸・循環・消化など医療のベースとなる体の内部の動きを学び、今後臨床医学を学んでいく上でもとても大切になる科目です。
一方、追試者が続出し、単位を落とす可能性が高い要注意科目でもあります。
そんな難しい生理学ですが、コツコツと教科書を読み、まとめ、図を描き、解釈し、それを家庭教師と確認していくことでかなり力がつくでしょう。
家庭教師に自分の考えを説明することで情報の整理ができるほか、知識が抜けているところやわからないところは家庭教師がその場で補足することで苦手分野も明確になります。
プロの家庭教師と対策をすると、一人で勉強するよりもずっと簡単に知識が身についていきます。
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